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マテハン機器の基本パレット、カゴ台車、オリコン

マテハン機器の基本パレット、カゴ台車、オリコン

2022.08.18

目次
  1. 物流におけるパレット、カゴ台車、オリコンの役割
  2. 倉庫におけるモジュール化
  3. パレットはどうやって回収する?

物流におけるパレット、カゴ台車、オリコンの役割

「パレット」「カゴ台車」「オリコン」は、物流の現場では欠かすことができないマテハン機器です。マテハンとはマテリアルハンドリングの略で、物流業務のなかで物を移動する際に使う機器をマテハン機器といいます。物流現場で使用されている「パレット」「カゴ台車」「オリコン」の特徴と役割について解説します。

パレット

パレットは荷物を載せる荷役台を指し、荷物を保管・輸送する役割を果たします。前後または左右には、フォークリフトのフォーク(つめ)を差し込むための差込口があり、フォークリフトやハンドリフトなどで運搬することが可能です。素材は木材やプラスチック、金属などがあり、物流現場では木製やプラスチックのパレットが広く使用されています。

パレットのサイズは、「イチイチ」と呼ばれるT11型パレット(W1100×D1100×H144mm)が日本では標準サイズとされていますが、そのほかにも様々なサイズのパレットが使われています。

カゴ台車

カゴ台車はロールボックスパレットとも呼ばれ、底面に車輪が付いている金属製のカゴを指します。底板の3方を柵で囲んでおり、正面から荷物を載せて、荷物を保管・搬送する役割を果たします。3方が柵で囲まれているため、荷物を高く積み上げることが可能で、一般の台車よりも多くの荷物を載せられることがメリットです。なお、4方を柵で囲み、正面の柵を観音開きで開閉できる「観音扉タイプ」もあり、より安定的に多くの荷物を積めます。

カゴ台車は折り畳むことができ、L字型に折り畳める「L字折り畳みタイプ」と、I字型に折り畳める「I字折り畳みタイプ」があります。サイズはさまざまですが、物流現場では「W1100×D800×H1700」と「W850×D650×H1700」のサイズがよく使われています。

オリコン

オリコンとは、「折り畳みコンテナ」のことで、使用しない時は折り畳めるプラスチック製の容器(箱)を指します。小さな商品などを収納するのに適しており、ダンボールのように箱が潰れないので、収納している商品の損傷を防げます。サイズは様々ですが、TP規格と呼ばれるサイズのオリコンだと、様々なサイズのオリコンを段積み(スタック)することが可能です。パレットの上にオリコンを段積みすると、大量のオリコンをフォークリフトやハンドリフトで一気に運べるため、作業効率が大幅にアップします。ただし、同じサイズのダンボール箱と比べると容量が小さいので、車両への積載率は下がります。

キーワードはモジュール化

パレットやカゴ台車、オリコンはさまざまなサイズがありますが、サイズを規格化=モジュール化すると、作業効率や生産性の向上につながります。たとえば、オリコンのサイズはいろいろありますが、TP規格で統一すると段積みがしやすくなり、より多くのオリコンをパレットの上に載せられるようになります。また、パレットも標準サイズのT11型パレットで統一すると、トラックへの積載効率が高まり(※)、一度に多くのパレットをトラックで運ぶことが可能です。(※)トラックの種類によっては、他のサイズの方が積載効率が高まる場合があります。

倉庫におけるモジュール化は後で詳しく解説しますが、モジュール化の元祖は海上コンテナであり、海上コンテナのサイズは国際的な標準規格(ISO規格)で規格化されています。

日本では、ヤマト運輸の宅急便が小口サイズを60サイズ~200サイズに規格化したことで、業務効率化と生産性向上に大きく貢献しています。

倉庫におけるモジュール化

(写真:iStock)

作業効率のアップと生産性向上を図るためのキーワードは「モジュール化」です。ここでは、倉庫におけるモジュール化について解説します。

バラ対応は作業効率が悪い

物流の生産性が低下する主な原因は、非効率な荷役作業が多く存在することにあります。特に、荷物を一つずつ手作業でトラックに積み込むバラ積みは作業効率が悪く、生産性の低下を招きます。倉庫におけるモジュール化では、パレットやカゴ台車、オリコンを徹底的に活用し、バラの荷物をユニット化するのがポイントです。荷物をユニット化すると、フォークリフトを使って一気に積み込みや積み下ろしができるようになります。なお、倉庫におけるモジュール化では、パレットやカゴ台車、オリコンの選び方が重要になってきます。

パレットの選び方

日本におけるパレットのサイズは、1970年にJIS(日本工業規格)によって規格化され、T11型パレット(W1100×D1100×H144mm)が標準サイズになっています。T11型パレットはトラックやコンテナへの積載効率が高く、倉庫で使用するパレットをT11型パレットで統一すると作業効率のアップと生産性向上につながります。

ただし、トラックの種類によってはT11型パレットとの相性が悪い場合もあり、他のサイズのパレットにした方が積載効率が高まることがあります。

パレットのサイズを決める際は、輸送で使用するトラックも考慮し、積載効率が最も高くなるようにすることがポイントです。

物流現場ではプラスチックパレット(プラパレ)と木製パレットがよく使われますが、パレットを選ぶ際は材質についても考慮しなければなりません。

プラパレの主要素材は、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、リサイクル材(再生プラスチック)があり、素材によって強度や価格が異なります。

リサイクル材を使用した再生樹脂パレットは、軽量で価格も安いですが、欠けやすいので注意が必要です。重量物を載せる場合は、価格が高くなっても頑丈なパレットを選びましょう。一方、木製パレットの材質は、杉や松、南洋材(MLH)、LVL(合板)などがあります。南洋材が最も強度が強く、杉や松などの針葉樹は広葉樹よりも強度が劣ります。

なお、木製パレットを輸出する際は、虫の混入を防ぐために燻蒸処理が必要になりますが、LVL材の木製パレットだと燻蒸処理は不要です。

カゴ台車の選び方

(写真:iStock)

カゴ台車のサイズはいろいろあり、標準規格は定められていませんが、W1100×D800×H1700サイズが最も広く使われています。小さいサイズのカゴ台車では、W850×D650×H1700サイズが使われることが多いです。

カゴ台車は底板が金属製と樹脂製のものがあり、重量物を積載するのであれば、頑丈な金属製のものを選びましょう。底板が樹脂製のカゴ台車はサビに強く、水気が多い場所での使用や、カゴ台車を頻繁に丸洗いして、清潔な状態を保ちたい場合に適します。

また、カゴ台車はキャスターが4つ付いており、2輪自在2輪固定のタイプと、4輪自在のタイプがあります。2輪自在2輪固定のカゴ台車は直線移動がスムーズにでき、4輪自在のカゴ台車は小回りが利き、曲がり角が多い現場でもスムーズに動かせます。カゴ台車を選ぶ際は、積載する荷物の種類と倉庫の環境などを考慮して、サイズ・底板・キャスターの組み合わせが最適なものを選ぶのがコツです。

オリコンの選び方

オリコンのサイズは様々ですが、TP規格化された「TP規格オリコン」だと、様々なサイズのTP規格オリコンと相互嵌合でき、荷姿の規格化が図れます。TP規格オリコンは縦・横350mmを基準に、その倍数のサイズのラインナップが揃っています。倉庫で使用するオリコンをTP規格で統一すると、サイズが異なるオリコンをパレットやカゴ台車に混載した場合でも、モジュール化が容易になります。

パレットはどうやって回収する?

パレット1枚あたりの価格は数千円~1万円以上もするので、使い捨てではなくリユースが基本です。パレット輸送をした場合、輸送先ではパレットのまま保管されることもあるので、事前にパレットの回収方法を話し合っておき、覚書を取り交わしておくと良いでしょう。

パレット管理の方法は様々ですが、荷物を出荷する際に引渡書に使用したパレットの枚数を記載しておき、後日、使用した枚数のパレットを返却してもらうなどの方法があります。より厳密にパレット管理をするのであれば、パレット1枚ごとに固有の番号を付けておき、パレットを1枚単位で管理すると回収率が高まります。反面、パレット管理を強化するほど事務作業が煩雑化するため、事務員の負担が増加することも考慮しなくてはなりません。いずれにしても、パレットが未回収になると自社で使用するパレットが足りなくなってしまうこともあるため、事前に回収方法を決めておくと良いでしょう。

なお、パレットレンタルのサービスを利用すると、パレットの「乗り捨て」が可能になり、パレットを回収する手間はなくなります。料金なども考慮し、パレットレンタルの利用が最適であれば、パレットレンタルを利用すると良いでしょう。

(写真:iStock)

物流の業務効率化と生産性向上を図るには、倉庫におけるモジュール化が重要になってきます。倉庫におけるモジュール化では、パレットやカゴ台車、オリコンを徹底的に活用し、バラの荷物をユニット化するのがポイントです。パレットやカゴ台車、オリコンは、様々な種類がありますが、サイズを統一することでモジュール化が図れます。

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